外国人労働者の仕事中の事故や災害、どうすればいい?その種類と対策方法|外国人雇用のことなら外国人総研

TOP  コラム  外国人労働者の仕事中の事故や災害、どうすればいい?その種類と対策方法

外国人労働者の仕事中の事故や災害、どうすればいい?その種類と対策方法

2018.02.27

コラム

外国人労働者の仕事中の事故や災害、どうすればいい?その種類と対策方法

仕事と労働災害
日常、仕事をしている際には思わぬケガや病気などをすることもあります。仕事上の業務に携わる中で負った病気などのことを労働災害と呼びます。では、労働災害と呼ばれるものにはどのような種類があるのでしょうか。

労働災害の種類
労働災害とは、労働者が仕事を行っていた際に負った病気やケガのことです。また、仕事の際に負った病気やケガが原因で、負うことになった介護や、死亡してしまった場合も、労働災害に含みます。業務が原因で負った病気やケガは「業務災害」と呼ばれます。

業務災害のほかにも、通勤途中に遭った交通事故なども労働災害に含まれます。この場合「業務災害」ではなく、「通勤災害」と、区別されます。

業務の中で起きた労働災害の場合、企業には働けなくなった労働者への補償や医療費の負担などが必要になってきます。その際に役に立つ制度が「労災保険制度」です。

労災と給付の種類
労災保険制度は企業が労働者を雇用した際に、必ず加入する義務がある制度です。加入に際しては特別な条件は必要なく、パートやアルバイトなどの有期雇用者であっても加入の対象となります。もちろん、外国人労働者に対しても適用される制度です。

労災保険は業務災害だけでなく、通勤災害に対しても適用され、ケガや病気の程度に応じて、保証金や手当が労働者に対して支給されます。

療養補償給付(療養給付)
業務災害や通勤災害でのケガや病気のために、通院や入院など、療養が必要になった場合に支給される給付金です。病院に通院する場合、通常は治療費を全額、一時的に立て替えることになりますが、労災病院や労災指定がされている病院の場合には、治療費を支払う必要はありません。

休業補償給付(休業給付)
業務災害や通勤災害で負ったケガや病気が原因で、働くことができず賃金をもらえない場合に、休業4日目から賃金の代わりとして決まった金額が給付されます。

傷病補償給付(傷病給付)
業務災害や通勤災害でのケガや病気が、療養を始めてから1年6カ月を経過しても完治しない場合に支給される給付金です。

遺族補償給付
業務災害や通勤災害でのケガや病気により、労働者が死亡してしまった場合に、遺族に対して支給される給付金です。年金または一時金のどちらかの形で支給されます。また、死亡の際には「葬祭給付」の名目で別途葬儀の費用も支給されます。

障害補償給付
障害補償給付は、業務災害や通勤災害でのケガや病気で療養後、完治はしたけれども、障害が残ってしまったという場合に支給されます。障害の等級により支給される金額は変わってきます。

介護補償給付(介護給付)
労働災害や通勤災害でのケガや病気により介護が必要な状態になってしまった場合に支給される給付金です。障害補償年金か傷病補償年金を受給していることが条件になります。

労働災害、トラブルと対策
労働災害には支給の対象にならない場合もあるのでトラブルにならないよう企業側は注意しなくてはなりません。

まず、休憩時間中に発生した災害や天災、第三者からの暴力などによる負傷などは支給の対象外になります。また、会社への申請と違う方法で通勤していた場合なども通勤災害の対象になりません。

次に、企業が労災保険に加入していない場合があります。

労災保険に加入していないのですから、給付する必要がない、と考えてしまうかもしれませんが、労災保険への加入は企業への義務となっています。

ですから、労災保険に企業が加入していなくても、労働者が労災の申請を行えば、給付金が支給されます。

他に注意する事例としては、業務とケガや疾病の因果関係が明確でない場合、なかなか労災と認定されず、労使間でトラブルになることが考えられます。弁護士などを介しての話し合いになる可能性もありますので、働く現場でも、業務とケガが関連しているか把握しておくことが大切です。

労災制度を利用してリスクの回避を
日常仕事を行う中で、不意に発生する可能性があるのが労働災害や通勤時の災害です。また、働く業務の内容や環境により、労働者が受ける災害の頻度は大きく変わってきます。

企業にとっては災害の発生により、労働力の減少や労働者への補償が必要になってくるかもしれません。いざという時には、労災などの制度を利用してそうしたリスクを避けたいものです。

そのためにも基本的な労災と補償の知識を学んでおくことが必要になってくるといえるでしょう。

(画像は写真ACより)

外国人雇用の事ならお任せください!